サマーさまさま

ストイフ
「夏だなぁ･･･」





ミエニア
「夏だねぇ･･･」





リビィ
「夏と言えば？」





ミエニア
「海だー！」





ストイフ
「ダメだ」





ミエニア
「な･･･！別に行きたいとは言ってないでしょ？」





ストイフ
「違う、そういう問題じゃない。別に海は夏じゃない」





ミエニア
「えぇ？じゃあ、夏と言ったらなんなのさ？」





ストイフ
「決まってるだろう。夏と言ったら麦茶だ」





ミエニア
「麦茶？」





ストイフ
「という訳で麦茶だ。飲め」





ミエニア
「あ･･･い、いただきます･･･」




･･･


ストイフ
「どうだ？麦茶は夏だろう？」





ミエニア
「うん。確かにこれは夏だね」





ミエニア
「よく分からないけど、夏を噛みしめてる感じがする」





ストイフ
「風情ってやつだな」





ミエニア
「これが縁側でおじいちゃんが庭の水まきをしてれば完璧！なんて」





ストイフ
「なんだお前、おじいちゃんっ子か」





ミエニア
「そういう意味じゃないんだけど･･･。あれ？伝わらない？」





リビィ
「なんで水まくの？」





ミエニア
「え？いやほら、草木が元気になるし、打ち水で涼も取れるし･･･」





ストイフ
「打ち水？エアコン使えよ面倒くさいな」





ミエニア
「風情はどこへ！？」





ストイフ
「エアコンも風情があるだろう」





ストイフ
「暑い･･･。エアコンつけるか？いやしかし･･･」





ストイフ
「ッえぇい！我慢の限界だ！エアコン起動！」





ストイフ
「ってうわっ！？カビ臭っ！！」





ストイフ
「みたいなところとか」





ミエニア
「いや確かに夏っぽいけども！」

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