モミジハンター

レフィアード
「すっかり秋も深まったって感じねぇ･･･」





リヴォル
「そうだね。紅葉もきれいだ」





アティーシャ
「そう！そこですよ！」





レフィアード
「･･･アティ？そこって、何がよ？」





アティーシャ
「秋といえば紅葉、紅葉といえばモミジ！」





アティーシャ
「ってなわけでモミジがりに行こうぜー！」





レフィアード
「紅葉狩り･･･悪くない考えね」





アティーシャ
「だしょだしょー！？そうと決まればさっそく･･･！」





リヴォル
「ちょ、ちょっと待って！」





アティーシャ
「えー？もしかしてモミジがり反対派？」





リヴォル
「いや、紅葉狩りはいいんだけどさ･･･その手に持ってるのは何？」





アティーシャ
「これ？高枝切りばさみだけど」





レフィアード
「ちょ、なんでそんなの持ってるのよ？」




アティーシャ
「え？だって、かるんでしょ？モミジ」





リヴォル
「うーん･･･それだと『紅葉刈り』になっちゃうかな･･･」





アティーシャ
「？どゆこと？」





レフィアード
「アンタ･･･もしかして紅葉狩りがなんなのか知らないの？」





アティーシャ
「え？だからかるんでしょ？こう、サクッと」





リヴォル
「うん、そうじゃなくてね･･･」





アティーシャ
「えー？ちがうの？だとしたら･･･」





アティーシャ
「もしかして大剣とか必要なやつ！？」





レフィアード
「いやなんでよ！？」





アティーシャ
「あとは･･･シビレわなとかも必要だな･･･」





リヴォル
「･･･罠？」





アティーシャ
「そうそう！長期戦になるかもしれないから肉焼きセットもだね！」





リヴォル
「た、戦うの？」





レフィアード
「アンタの言う『モミジ』はいったい何者なのよ･･･」





リヴォル
「･･･えーと、紅葉狩りはやめて普通に紅葉見に行こう？」





アティーシャ
「おー！それもイイネ！」





レフィアード
「･･･確かに。それが一番早そうね」





レフィアード
「よし！そうと決まればお弁当でも作るかしらね！」





アティーシャ
「じゃあボクも肉焼きセット持ってくね！生肉は現地ではぎとって･･･」





レフィアード
「剥ぎ･･･！？やめなさい！全部私が作るから！」





アティーシャ
「えー？」





レフィアード
「えー、じゃないの！大体動物がかわいそうじゃない！」





リヴォル
「たとえ生きるためだとしても、生肉捌くのって難しいんだよ？」





アティーシャ
「むむぅ、そうなのか･･･。じゃあやめとく」





レフィアード
「当たり前よ。まったく･･･」





リヴォル
「やれやれ、いったい何に影響を受けているんだか･･･」

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