秋ですね

ミエニア
「ん～･･･もうすっかり秋だなぁ･･･。」





ストイフ
「そうだなぁ･･･いよいよ今年も終わりか･･･。」





ミエニア
「いや何言ってるの？まだ終わらないよ。」





リビィ
「皆様、よいお年を。」





ミエニア
「だから終わらないってば！」





ミエニア
「まったくもう･･･どうしてあんたらは・・・。」





リビィ
「今の笑顔は完璧だと思ったのに･･･。」





ミエニア
「そうだね。笑顔はよかったね。でもそこじゃないからね？」





ミエニア
「いい？今は10月。来年まで二ヶ月弱はあるんだよ？」





ストイフ
「なんだよ。二ヶ月なんて先の人生を考えたらあっという間だろ？」





ミエニア
「なんでそこで人生と比べるの！？」





ストイフ
「なんだ？宇宙創成から考えた方がいいのか？」





ストイフ
「それだと『時間』という単位で区切れるかどうかさえ･･･。」





ミエニア
「待ってまって、その話多分戻れなくなるからやめよう？」





ストイフ
「あぁ？じゃあ俺は何と二ヶ月を比べればいいんだよ？」





ミエニア
「いや別に比べなくていいでしょ？どうしてそう比べたがるの？」





リビィ
「･･･一人ひとり違うのにその中で･･･。」





リビィ
「一番になりたがる！」





ストイフ
「おぉ！？なんか聞いたことあるぞ！？」





ストイフ
「そうか･･･二ヶ月っていうのは元々特別だったんだな･･･。」





ストイフ
「そうさ、僕らは･･･一番じゃなくたっていいんだ･･･。」





ミエニア
「･･･なんだこれ。」




･･･


ストイフ
「で、なんだっけ？やっぱり納豆には醤油だろって話だっけ？」





ミエニア
「してないよそんな話。っていうか醤油以外の選択肢があるの？」





リビィ
「マヨネーズなら割と？」





ミエニア
「確かに、かける人はなんでもかけるって話だし･･･。」





ストイフ
「あとはチャーハンとかな。」





ミエニア
「チャーハンは調味料じゃない！」





ストイフ
「いやいや、意外とチャーハンって醤油と合うだろ？行けるって。」





ミエニア
「まったくもって意外じゃないし、なにひとつ説明になってないよ。」





ミエニア
「っていうかそんな話じゃないでしょ？そんなんじゃなくて･･･。」





ストイフ
「そんなんじゃなくて？」





ミエニア
「･･･なんだっけ？」





リビィ
「みなさま、よいお年を！」





ミエニア
「それだけは絶対に違う！！」





リビィ
「いい笑顔だと思ったのに･･･。」





ミエニア
「笑顔だけね。っていうかさっきもやったよねこれ？」





ストイフ
「歴史は繰り返す、ということか･･･。」





ミエニア
「違うけど、もういいやそれで･･･。」

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