夢の終わりに立つ者へ

ミエニア
「いよいよ･･･今年も終わりだねぇ･･･。」





ジルディアス
「そうだな。」





リビィ
「それではまた来年お会いしましょう。」





ミエニア
「もう終わり！？ウソでしょ！？」





ストイフ
「なあなあ、皆はどうやって年越すよ？」





ミエニア
「どうやってって･･･別に、普通に？」





ストイフ
「死ねばいいのに。」





ミエニア
「なんで！？」





ジルディアス
「年越しに合わせて、というのはよく聞く話だが･･･。」





ジルディアス
「だからと言って、無理に何かする必要もないだろう。」





ストイフ
「･･･分かってるよ。んな事ぐらい。」





ストイフ
「でもそれじゃ面白くないんだよ。」





ミエニア
「あれ？私の時と態度がちがうような･･･。」





リビィ
「確かに、楽しさは大事。」





ストイフ
「お？だろ？そうだろ？何かしたいよな？」





リビィ
「うん。」





ジルディアス
「ま、やりたいと言うのなら止めはしないさ。」





ジルディアス
「後は勝手に頑張ってくれ。じゃ、よいお年を。」





ミエニア
「あ、うん。よいお年をね。」





ミエニア
「えーと･･･それじゃ私も･･･。」





リビィ
「ダメ。」





ストイフ
「そうだな。お前はダメだ。」





ミエニア
「えぇ？なんでさ？」





ストイフ
「ガタガタぬかすんじゃねぇ！！」





ミエニア
「ひゃ、ひゃいっ！！」




･･･

ストイフ
「で、どうする？」





リビィ
「･･･ベタなところだと、年越しジャンプ。」





ストイフ
「その時地球にいなかったってやつか･･･。しかしなぁ･･･。」





ミエニア
（私が残る意味あるのかな･･･。）





ストイフ
「ん？そういやお前火を操れたよな？」





リビィ
「うん。軽く燃やすぐらいなら。」





ストイフ
「それだ！」





ミエニア
（ッ！！）





ミエニア
（そうか･･･どうせまた『私に火を点ける～』とか言い出す気だな･･･。）





ミエニア
（でも、私だってやられっぱなしじゃないんだから！ここは先手を･･･！）





ストイフ
「よーし、じゃあ･･･。」





ミエニア
「あのねぇ！私は絶対･･･！」





ストイフ
「年越しキャンプファイヤーとかどうだ？」





ミエニア
「･･･え？」





ストイフ
「ん？何か言ったか？ミエニア。」





ミエニア
「い、いや･･･別に何も言ってないよ？」





リビィ
「･･･？変なの。」





ストイフ
「･･･で、だ！キャンプファイヤーだけどよ、年越しと同時に点火して･･･。」





ミエニア
（おかしい･･･ここで私にふってこないなんて･･･。）





リビィ
「初日の出ならぬ初火の出！」





ストイフ
「そうそう！面白いだろ？」





ミエニア
（何か裏が･･･？いやでも･･･。）





リビィ
「･･･じゃ、今年はそういう感じで。」





ストイフ
「おう！」





ストイフ
「あ、もちろんお前も来るよな？」





ミエニア
「･･･ふぇ？私？」





ストイフ
「他に誰がいんだよ？」





ミエニア
「だ、だよね･･･。ごめんごめん。」





ミエニア
「キャンプファイヤーか･･･。」





ミエニア
「うん！私もやりたい！」





ストイフ
「よっしゃ！今年は派手に行こうぜ！」





リビィ
「うん！」





ミエニア
（やっぱり･･･私の考えすぎだったみたい。）





ストイフ
「じゃ、また夜に集合で！」





ミエニア
「分かった。楽しみに待ってる。」




･･･

ストイフ
（･･･分かってるだろうな？）





リビィ
（聞くまでもない。）





リビィ
（事故は避けられない･･･。ただそれだけ。）





ストイフ
（フフフ･･･。今年は楽しい年越しになりそうだ･･･。）

タグ：ちなみにタイトルも深い意味はありません 結末はご想像にお任せします ※続きません 日常編