君がいた夏 [対話]
リビィ
「・・・あつい」
ミエニア
「すっかり夏だね」
ストイフ
「・・・死ねばいいのに」
ミエニア
「いきなり何言ってんのさ?」
ストイフ
「いや・・・もうこの暑さだろ・・・」
ストイフ
「最初に『夏』とか考えたやつ死ねばいいのに」
ミエニア
「ヒドイやつあたり!」
ジルディアス
「仮に『夏』が無くなっても、暑さは残るがな」
ストイフ
「夢のない話だな・・・」
ミエニア
「そりゃまぎれもない現実だからね」
リビィ
「現実は非情である」
ストイフ
「月日は百代の過客、か・・・」
ミエニア
「えっと・・・どういう意味?」
ジルディアス
「暑さで頭が働いてないようだな」
ミエニア
「じゃあさ!もっと楽しいこと考えようよ!」
ストイフ
「楽しいこと?」
ミエニア
「例えばほら・・・夏と言えば!」
リビィ
「夏休み・・・の、最終日」
ストイフ
「夏休みの宿題・・・クッ・・・!頭が・・・!」
ミエニア
「楽しくない!」
ジルディアス
「よくある話だな」
ミエニア
「そうじゃなくて、もっとイベント的な・・・」
リビィ
「台風28号?」
ストイフ
「お、コロッケがはかどりそうだな」
ミエニア
「確かにイベント的だけども!」
ジルディアス
「28号にもなると夏とも言い切れないがな」
ミエニア
「じゃなくて!ほら・・・例えば海水浴とか!」
ストイフ
「却下だ」
ミエニア
「いや却下って何さ!」
リビィ
「間を取って夏祭りは?」
ストイフ
「やむをえんな・・・ギリギリセーフ」
ミエニア
「基準が全然分からない・・・」
ジルディアス
「ま、考えるだけ無駄だ」
ミエニア
「ともかく、夏祭り!いいよね!」
ストイフ
「あー、たこ焼きとか美味しいよな」
ミエニア
「えぇ・・・」
ストイフ
「あれ?じゃありんご飴か?」
ミエニア
「いやほら、食べ物だけじゃなくてさ・・・」
ジルディアス
「花より団子か。らしいといえばらしいが」
リビィ
「なら、花火とか?」
ミエニア
「あ!そうそう!そういうの!」
ジルディアス
「夏祭りには付き物だな」
ストイフ
「花火か・・・。花火は難しいんだよな・・・」
ミエニア
「もう何言ってるのか分からないよ・・・」
リビィ
「祭囃子、太鼓の音・・・盆踊り・・・」
ミエニア
「うんうん!いいね!」
リビィ
「でもやっぱりわた飴食べたい」
ミエニア
「結局あなたも食い気ですか・・・」
ジルディアス
「ま、楽しみ方は人それぞれだからな」
タグ:日常編 背景?何それおいしいの?
2016-08-17 20:04
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